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the full bloom of Cherry Blossoms.
ウルキオラヒロインでの小ネタですが、ウルは出てきません。
かわりに市丸が出ずっぱり。
コンコンッと、軽快に戸を叩く音に続いて、いつもの間延びした声が聞こえる。
「リオル〜、僕やけど、おる?」
「何でしょう、市丸様。」
内開きのドアを開けて直属の主を迎え入れる。
私は数いる破面の中でもちょっと特別。
市丸様に直接お仕えする唯一の破面だ。
「今日も美人サンやね、リオル。」
「・・・・有難うございます。」
適当に置いてあるソファーの一つにどっかりと腰を下ろす。
その向かいに私が立っていると、座るようにといつもの笑顔で言った。
言われるままに手近な椅子に掛けると、膝に抱えていた荷物の紐を解き始める。
現れたのは・・・・・・・
「また、新しい衣装ですか?」
「そや。今のもよう似合っとるけど、リオルにはこれも似合うと思うんよ。」
市丸様直属=市丸様の着せ替え人形だ。
余程暇なのか、それとも面白がっているのか、月に一度はこうして服を持ってくる。
それも大概脚が出ていたり、胸元が大きく開いてたりするのだから堪らない。
今の衣装は珍しく、露出が少なくて好きだったのに。
(それでも肩が開いてはいるが。)
・・・・・・・今回のは、ちょっと出しすぎでは・・・・・・・
「これな、見た感じそれの前のと一緒やけど、後ろんとこがホラ、燕尾になっとるんよ。」
この服の前のは、上も下も短くて、脚がすっかり出ていた。
今回のは、それに燕尾風の・・・皆のよりかっちりとした上衣を合わせたものらしい。
良く見るとウルキオラのとは明らかに素材が違う。
一体この衣装はどこから出てるのか・・・・・
「じゃ、ボクはちょっと出とくから、着てみて。」
「はい・・・・」
主君の命令は絶対だ。
釈然としない気持ちを抱えながらも袖を通す。
全身を一応鏡にうつして確認し、再び主君を迎える為に戸をあける。
「ど、どうでしょうか・・・・・」
「うん、よぉ似合うとるよ。ボクの目に狂いはなかったみたいや。」
一回転させられて、上から下までチェックされて、
満足げに頷いた後、市丸さまは帰っていく。
・・・・本当に。
一体何がしたいのやら・・・・・・・
-Ende-
暇をもてあます市丸の図。
多分、彼は暇してると思うんですよ。東仙も。
最近出てこないから勝手に想像してみました。
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